はじめに
皆さんこんにちは、こんばんは。
techblogchan( @techblogchan )です。
お食事中の方、大変失礼いたしました。
今回はアメリカで始まった「poop database」プロジェクトについての記事です。
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「poop database」ってどういうこと?
直訳すると「うんこデータベース」というわけですが、ふざけているわけではありません。
このプロジェクトはアメリカの健康関連の企業、Seedが始めたキャンペーンで10万枚の大便の写真を集めて世界初大便画像データベースを作ることを目標にしたものです。
アメリカでは総人口の約3割が過敏性腸症候群(IBS)を発症しているといわれています。この大便画像データベースが完成すれば、胃腸の慢性疾患に悩む人々の生活習慣や症状改善への糸口を見つけることができるかもしれないのです。
The Vergeによるとプラットフォームの構築を行ったエンジニアは未来の展望として、構築されたデータベースは将来的にオープンソース化し研究者たちが自由にデータを扱えるようにしたいと話していました。
ホームページのキャッチコピーの秀逸で、
Dare to share your poop for science—and help change the future of gut health.
うん、なんか協力したくなりますよね。
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どうして画像が必要なの?
AIを学習させるためには大量のデータが必要になります。
例えば、最近ホットな自動運転でも道路上の木や歩行者を認識するために大量のデータを与えて学習させることで認識率を上げているのです。
今回の「poop database」プロジェクトでは人々のうんちの画像データが必要になりますが、現段階でうんちの画像データをどこかに大量に公開している…ということは考えにくいですよね。
だからこそ人々からうんちの画像を募る必要があるということですね!
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参加方法は?
こちらのプロジェクトはスマホからのみ参加可能となっています。
スマホで以下リンクへアクセスしてみてください。
少しスクロールすると、青紫のボタンが出てくるので上の「CLICK TO CONTRIBUTE A PHOTO NOW」を押します。
そして、次の画面にemailと朝昼晩いつのうんちかを入力すると写真をアップロードできます。
下のボタンではリマインダーの設定もできました!
アップロードされた画像は7人の胃腸科のお医者さんにより「ブリストルスケール」という国際的に使用されている便の基準をもとに状態を判断されます。
ちなみにタイプ3-5が正常とされタイプ4が理想的な便とされるそうです。*1
引用: 栄養ナビ
The doctors’ insights into your poop will help train artificial intelligence models to understand the same things the doctors see in the image.
引用: The Verge
とあるように、ここでの7名の専門医の診察結果がAIの学習につながっていくようです。
まとめ
今回は、アメリカの健康関連の企業、Seedが始めたキャンペーン、「poop database」プロジェクトに関しての記事でした!
- スマホから誰でも参加できる世界初の大便画像データベース作成プロジェクト
- 胃腸の慢性疾患への理解の糸口になる可能性がある
- 将来的にはオープンデータベース化も視野に
個人的には一体このプロジェクトにどれくらいの人が参加しているのか、というのが気になります。
こういったプロジェクトが成功すれば、更に人間の生活のデータベース化を推し進めるのではないでしょうか。
気になった方はぜひ、スマホからサイトへ訪れてみてください!
それでは別の記事で〜!
*1:栄養ナビ参照