*****
はじめに
皆さんこんにちは、こんばんは。
techblogchan( @techblogchan )です。
まずはこちらを見てください!
NHKのDNSレコードが消えてアクセスできないらしいhttps://t.co/DaeXUpcx0Q pic.twitter.com/ktiIiJjDDg
— にわタコ (@niwatako) November 12, 2019
というように昨日このようなことがありました。
今回はいい機会なので、そもそもDNSってなにってことをお話できたらいいなと思います!
*****
DNSってなにさ
まず、DNSとは「Domain Name Space(ドメインネームスペース)」のことです。
そしてドメイン名とIPアドレスを対応させて管理するシステムのことを指しています。
ウェブサイトを作成する上で欠かせない役割を担っているDNSですが、なぜ重要なのでしょうか?
そもそも今みなさんが見ているこの techblogchan のブログはどのように機械(検索エンジン)が探してたどり着いて表示されていると思いますか?
機械(検索エンジン)はウェブサイトにたどり着く際にネットワークの中における住所をアテにしてウェブサイトを探しているのです!
そのネットワークにおける住所の役割を担っているのがIPアドレスです。*1
「じゃあIPアドレスを教えてあげたらウェブサイトを探してくれるの?」
という疑問を持ったあなた。
正解です。
機械(検索エンジン)に明示的にIPアドレスを教えてあげるとウェブサイトに実際たどり着くことは出来ます。
しかし、それは現実的とは言えません。
なぜかというとIPアドレスとは「193.22.100.1」のように数字の羅列なのです。
これを正確に人間が暗記して入力し、検索を行うのはあまり現実的ではないですよね...
そこで登場するのがドメインです!
まず、ドメイン名っていうのはこのウェブサイトでいうと「 techblogchan.com 」のことです!
そして、DNSとは「ドメイン名とIPアドレスを対応させて管理するシステム」です。
ここまで話すとピンと来た方も居るのではないでしょうか?
つまり
「人間の覚えにくい数字の羅列であるIPアドレス」を「人間の覚えやすいドメイン名」と結びつけて「文字列でも検索を行えるようにするためのシステム」がDNSなのです!
このブログのドメイン名を例に出すと
「数字の羅列に変わってtechblogchan.comという文字列を検索エンジンに与えてウェブサイトを調べることを可能にするシステム」のことですね!
*****
NHKのDNSレコード消失について
おまけとしてタイトルに使用したNHKの接続障害について少しだけ触れようかなと思います!
原因について公式から発表がありましたね...!
NHKは自前の権威DNSサーバーを2台使用しているようなのですが、今回の接続障害の原因はNHK内部の権威DNSサーバーが外のネットワークと繋がることが出来なくなってしまったことが原因なのではないかなと思います。
私の意見としては
DNSサーバーは自前で用意しない方がいいなと思います...!
*****
まとめ
今回はNHKの通信障害の原因と疑われたDNSレコード消失問題をキッカケとして、DNSについて説明させていただきました!
ポイントは以下の2点です。
- IPアドレスはネットワーク上での住所
- DNSはIPアドレスを覚えなくてもよいようにしてくれるもの
一見わかりにくいWebの専門用語ですが、解説記事をこれからも書いていく予定なので一緒に勉強していましょう!
それでは別の記事で〜!
*1:ここで言っているIPアドレスとはグローバルIPアドレスのこと。詳しく知りたい方はこのサイトを参照してください。https://viral-community.com/other-it/global-private-ip-2004/