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はじめに
皆さんこんにちは、こんばんは。
techblogchan( @techblogchan )です。
今回はタイトルにあるように、2019年11月設立した「株式会社Plasma」が行おうとしている社会実験についての記事です!
テーマ記事
生活保護費と同額支給の代わりに、プライベート情報を全て収集・マネタイズする社会実験Exographがスタート|株式会社Plasmaのプレスリリース
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「PROJECT EXOGRAPH」について
タイトルにあるように「プライベート情報と引き換えに約13万を支給する社会実験」を「株式会社Plasma」が企画しているようです。
その社会実験こそが「PROJECT EXOGRAPH」
株式会社Plasma 代表取締役である遠野さんは自身のnote冒頭で以下のように綴っています。
ただ生きているだけで
人は価値を生み出せるか?Exographは、プライバシーと公共の利益の均衡を考える社会実験です。
現在東京都内23区の30歳前後の人々に支給される月々の生活補助費は132,930円となっています。
この社会実験は
「被験者にその生活補助費と同額の132,930円を支給することと引き換えにその被験者の私生活データをすべて収集し、その費用を賄うことに挑戦する」
というものです。
そして、遠野さんはこの実験を通して
「人の私生活のデータにはどのくらいの「価値」があるのか」
という、言ってしまえば禁忌的な部分へ踏み込む役割も担おうとしています。
いつか働かない人々は納税の代わりに自身の私生活データを納め、社会保障や金銭的な対価を受けるという時代が来るのかもしれない。
そう感じさせられるような実験だなとと思います。
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被験対象者
今回の実験において、被験者は公募、面接を通して選ばれるようです。
スケジュール詳細は以下の通りです。
2019年11月15日までは応募可能なようなので、もし興味のある方がいましたら是非応募してみてはいかがでしょうか?(2019年11月10日時点)
また参加する上でのF&Qは以下サイトにまとまっています。
基本的にデータは「浴室以外で死角なく、すべての部屋で」収集されるようで、昼間に働いている人でも普段の生活のなかで睡眠時間を入れて1日8時間以上自室で過ごしている方ならば対象となるようです。
心配となるデータ利用時のプライバシーについてですが、顔部分はCGでマスク化し、匿名化の処理が施された上で、参加者の許可を得た数分間を用い、有識者や企業の人へのヒヤリング、調査報告等に利用されるみたいです。
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まとめ
- プライバシーと金銭を天秤に乗せる社会実験が始まる
今回は「プライベート情報と引き換えに約13万を支給する社会実験「Exograph」が始まる?!」と題して「株式会社Plasma」が企画した「PROJECT EXOGRAPH」の紹介記事でした。
私自身、プライバシー情報を切り売りしてその対価としてお金をもらうことは抵抗があるのですが、新時代での1つの生き方として確立されたらそれもまた興味深いことだなと感じました。
また、そのプライバシーデータによって人間の人間たる非意識下における行動の研究なども進むと思われるので、そこもこの実験の成果として期待したい部分です。
世論がプライバシーを売り、金銭をもらうような行為に対してどのような感情を抱き、意見を持つのかを知れるのも心待ちにしている点です。
それではまた別の記事で〜!